« 数少ない(と思われる)定期閲覧者の方へ | トップページ | 欲望にまみれたメダル争奪戦(2) »

2010年12月 7日 (火)

欲望にまみれたメダル争奪戦(1)

先日01に引き続きオーメダルセット02が発売されましたが、またあちこちでエラい騒ぎになっておりました。この一連の騒動をメダル大戦と呼ぶムキもあるようですが…。

1000007554_1

メダルが「物質化した人間の欲望の塊」ってのは本当に良くできた設定です。劇中だけでなく現実世界でもそれが象徴されてしまう事態になる流れまでオーズ制作陣が読みきっていたとしたら、途轍もない皮肉が込められている気もしますが。

例えそうでなくとも、劇中でメダルを高値でグリードに換金させ私腹を肥やそうとする鴻上の職員が登場するエピソードが挿入されたりして、転売の小金稼ぎに精を出す輩を番組内で暗に批判する展開とか小林靖子の脚本ならありそうかもしれないと思えてしまうところが靖子ちゃんの怖いところですな。

私らは、DXオーズドライバーは子供のクリスマス用に何とか購入でき(普通に玩具売場に5~6個並んでるタイミングで偶然通りがかった)とりあえず胸を撫で下ろしていますが、現在に至るも慢性的な品薄で「品切れ・次回入荷未定」の文字はよく売場で見かけます。

それよりも酷い状況なのが、このオーズドライバーでの変身ごっこや、ゲーム:ガンバライドで使用する「オーメダル」と云うアイテム。

まあ、このブログを読んでる様な方には説明も要らないのでしょうが、タカやバッタなど様々な生き物を意匠としたメダルで、劇中ではこれを入れ替える事によりその生き物の能力を利用した任意のフォームにチェンジする為のアイテムです。

これがまず手に入らない。普通に棚に並んでいる姿を見た事が一度も無い。

01

入荷即瞬殺の有様です。

主要都市だけではなく、地方においても同様。発売日や入荷日には早朝から長蛇の列が出来、店によっては大人子供交えて開店即店内ダッシュといった状況。

私もせっかく子供に変身ベルトをクリスマスにあげる手前、他のコンボに変身ごっこ出来るこのメダルも付けてあげたいなとは思っていましたが、01が即品切れになった話はネットで見ていましたので02の発売日には店の仕込みを1時間早く終わらせ、穴場と思われるヨーカ堂へ開店前に行ってみました。

二~三十人が玄関前に集結。小さな子供を背負ったお母さんまでいらっしゃいます。これ皆オーメダル狙いじゃないだろうなとは思ったのですが、お爺ちゃんお婆ちゃん以外の方は皆それ目当ての客でしたよ結論から言うと。

お母さん同士の話を聞くと、朝7時前にトイザらスに並びに行ったらその時間で既に100人以上の行列だった為あきらめてこちらへ来てみたらしい。

開店と同時に皆がダッシュ!店員の「危険ですので走らないで下さい!」の声が虚しく響くなか鬼の形相で全力疾走する大人・子供・学生・お母さん達。小さな子供を突き飛ばすように追い抜いて走っていく大人達。

その姿を見た段階で、もう戦意喪失。と云うか「欲しいのは皆一緒」。子供を差し置いて本気で全力疾走し、奪うように商品を手にしようとする姿に、私は「浅ましさ」しか感じられず彼等と同じに見られたくないなと云う意識が働いちゃいました。私にとってそれは「恥ずかしい行為」だったので。

無論、愛する我が子の喜ぶ顔を見る為に必死の思いで走っていたお父さん達もいたのでしょうけど、その後ろを泣きそうな顔で走っていた小さな子供も、メダルが欲しくてお小遣い握り締めて必死に走っていたんですよ。そんな子達を大人の脚力で追い抜くなんて事を私は出来なかっただけです。繰り返しますけど、「欲しいのは皆一緒」なんですよ。

オーズも作品中で言ってたじゃないですか。「欲しがるってのは、悪いことじゃない。問題はその気持ちをどうコントロールするか」だと。自分の子には確かに喜んで欲しい。でもその為に「今」目の前のよその子を突き飛ばすかのように走る、そんな行為をしたくなかっただけ。それを偽善と言われたって何も痛痒は感じませんが、私はただ普通に買いにいって普通に手に入れたいだけ。

結局その日は10個しか入荷せず、私は17~8番目なので当然手に入りません。全力で走れば何とかなった気もしますが、そんな事をしたくなかったしする気もなかった。小さな抵抗と言わば言え。じゃあ最初から来るなと言わば言え。

手に入らないなら入らないなりに子供は工夫して遊びますよ。もうこんな妙な椅子取りゲームには参加したくないので、普通に売場で手に出来るようになるまで開店前に並んだり、ダッシュしたりなんて事には金輪際参加しません。ホント、感想としては「馬鹿馬鹿しい」の一言。

明らかに子どもがいないような不気味な大人(※注 原文ママ)が行列に並んでいたりすると、「グリード(怪人)がいた(笑)」などと主婦連に呼ばれちゃってる「大きいお友達」も欲しいのは分かるけど、もう少しだけ遠慮してくれると有難いかなぁ。一応これ「三歳以上」対象の「おもちゃ」だからね。

1枚300円のガシャポン版メダルもあるのですが、そちらは最近3~12歳のお子様限定などの発売方法を取ったりして対応しているようですね。

こんな記事もありました。ご参考までに。

http://soleil32.blog.shinobi.jp/Entry/356/

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101127/dms1011271458007-n1.htm

http://togetter.com/li/71066

しかし、一番の問題は品薄でも、大きなお友達でもなく、まるでバブルの様に高騰するこの玩具の人気に目を付けた転売ヤミー(プロアマ問わず)の存在。これに触れると更にこのブログが長くなりそうなので(もう充分長い)いつもの様に(2)へ続きます。

追記)

通販サイトレビューで「子どもの玩具ですから子どもには満足ですけど…大人にはカスです。必死になってる奴はおバカさんですね。」なんて購入者からの☆1つの書き込みがありましたけど、自分で遊ぶ為に幼児~小学生対象の「おもちゃ」を買ってそれに文句を付ける大人の方がよっぽど(ry

赤ちゃん向けの粉ミルクをグビグビ飲んで、味がどうのコクがどうのと文句垂れてる人みたいですな。飲むなとは言わないけど節度を持ちなさいってこと。

|

« 数少ない(と思われる)定期閲覧者の方へ | トップページ | 欲望にまみれたメダル争奪戦(2) »

仮面ライダーオーズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 欲望にまみれたメダル争奪戦(1):

« 数少ない(と思われる)定期閲覧者の方へ | トップページ | 欲望にまみれたメダル争奪戦(2) »