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2011年8月27日 (土)

オーズ最終回予告レビュー

泣こうが笑おうが、明日でこの1年楽しませて貰った仮面ライダーオーズが千秋楽を迎えます。かなりの尻上がりスロースターターで、物語のテンションが上がってきたのは放送終了数回前からでしたが、これはよく考えればシンケンジャーのときもそうでした。

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貯め込んできた伏線や心理描写を描き切った抜群のドラマ展開になる事を期待してます。涙腺弱いので泣く予感。画面を見てもやはりこの物語の核となるのはこの三人なのですね。私的にはアンク>映司>比奈と云うか、アンク55、映司40、比奈5くらいの感覚ではあるのですけれど。

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この最終話のタイトルは第1話の「メダルとパンツと謎の腕」と韻を踏む構成。そこに込められている意味は何なのでしょう。

単体のメダルではなく「明日の」が付き、謎の腕ではなく「掴む腕」と変わっています。映司がよく口にしていた「明日のパンツと少々のお金」が彼にとって「今」を生きていくうえで必要なものでした。そのスタンスは多分、基本的には変わらないのでしょう。でも、「終わる」であろうアンクの存在を明日に繋げるメダルも、今後映司は必要とするのかもしれません。それはアンクを直接的に生き延びさせるメダルではないのかもしれないですけど。

そしてそれは謎の腕ではなく、しっかりと互いを支えあう仲間としての「掴む腕」で行うのです。この掴む腕ってのはアンクの事ではなく、アンクを掴む映司と比奈の腕の事なのかもしれませんね。

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思えば、映司はこの物語のなかでまだそれほど成長していない様にも思えます。絶望に打ちのめされた仮初めの明るさと、昇華(と云うか降華)された欲望で目の前の事にだけ対処してきた生き方。彼が変わろうとしているのはこの最終回においてなのかもしれません。

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そしてこの物語の中で一番の成長を遂げた存在は、アンク以外にありません。この物語はアンクを描く為にあったと言っても過言ではないと思います。成長を遂げ、アンクは何に変わり、どんな想いを抱くようになったのか。それを最期にきちんと描いて欲しいと切に思います。

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会長が手にしている3枚のメダル。多分、タカ・トラ・バッタのコアメダル。これは前々回、里中くんが届けようとしていた会長からの最期のプレゼントだったのだと思います。

現在、紫のメダル以外のコアは全て真木の手元にあるか、既に破壊されました。これは以前予測していた原初のコア、10枚のメダルから1枚抜いてグリードを発生させる要因となった、その各々1枚ずつ抜いた最初のコアメダルなのでしょう多分。これがあると云う事は会長はやはりその錬金術師達の流れを引く一族なんでしょうかね。まあ、金にあかせて探し出した可能性もありますけど。劇場版では何かこの事に触れているのでしょうか。何かそんな噂はちらりと目にしたのですが。

グリード達のコアメダルとは一線を画すこのコア。何故ならこのメダルは9枚で完全態になるグリードの更に1枚上をいくもの。10枚になったとき、グリードはその欠損を埋めたいと云う原初の欲望が初めて解消され、ただの10枚のメダルに戻る訳です。

その原初のコアを使って変身したオーズ(タトバ)は通常のオーズではないのでしょう。真の、或いは究極のオーズなのかもしれません。

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真木の頭上に浮かぶ巨大な要塞状の物体。その背景にまるで「生命の木」の様なラインが空中に現れているのを見ると、これは十中八九暴走したグリードの成れの果てでしょうね。具体的に言うとウヴァさんの。「新世紀ウヴァンゲリオン」と化したこの暴走モードは何をこの世に起こすのでしょうか。既にウヴァさんの意識なんてものはどこかに弾け飛んで消えてしまってると思いますが、ウヴァさん最後の大役です。

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そして最後にアンクと映司が何を見せてくれるか。アンクは何を残すのか。出来ればハッピーエンドの涙を流したいのですが、バラードのAnythingGoesが流れるそうですから、爽快なエンディングではない予感も少しだけ致します。後ろにタジャドルになった映司がいますが、これも会長から渡された原初のコアによるものなんでしょうか。それとも…。

どんな形であろうと、明日は期待して、そして満足出来る最終回である事を祈ってます。全ての伏線の処理は無理かもしれませんが、基本中の基本は押さえてくれたら嬉しいです。知世子さんと真木の関係とかね。

さあ、明日です。オーズの物語を愛する多くの皆さんと、そしてちびっ子達と一緒に最後のオーズを楽しもうと思います。

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コメント

はじめまして!
読んで戴いて有難う御座います。子供番組なんですけど、終盤は大人の感性にまで見事に引っ掛かってしまう作りで、同じような感想の方がいて嬉しいです。

正直最終回はまだ自分の中で完全に咀嚼しきっておらず、もう1~2回観ないとレビュー出来ないかなと思ってました。ただ、ついさっきふっと思ってしまったんです。

ああ、アンクのメダルが粉々にならず二つの欠片に分かれた理由、あれは「卵の殻」なんだ。グリードの殻を破って、アンクは「輪廻の輪」の中に「命」として入る事が出来た事を示す証なんだ、って。

個人の思い込みかもしれませんけど、私の中で何かのパーツがカチリとはまった様な気がします。

しかし哀しい物語でした。同じ脚本家のシンケンジャーもそうだったのですが、物語がヘビーになって大人の食いつきがよくなると、子供は見放し始めるんですよね(笑)うちの4歳もそうでしたよ。

ラストはまさしく「僕にはまだ帰れるところがあるんだ。こんな嬉しいことはない。ララァにはいつでも逢いにいけるから…」でしたね。私もそれ脳裏に浮かんでました。

投稿: イシュト | 2011年8月29日 (月) 15:22

はじめまして!
最終回の感動を分かち合いたくて、「オーズ 最終回」で検索してここにたどり着いた者です。
「オーズ」は正直まじめに見てなくて、(うちの子どもたちも後半のシリアスな展開についていけず、あまり盛り上がっていなかったので)最終回の前の日に「オーズも最終回だから見損なった46.47話を見ておくか」と録画しておいたものを見たらなんかいきなりはまってしまいました。
ええっ?こんなに切ない人間ドラマだったんだ?という衝撃。。。
当然翌日は子ども達と一緒にテレビの前に正座です。
アンクが切なくて。今後、映司は自分の気持ちにふたをし続ける事をやめて、前向きに生きていって欲しいです。
ラストシーンは、往年のファーストガンダムを思い出しました!

ブログ主様の46話からのレビューを拝読しまして、涙があふれて止まりません
最終話のレビューを首を長くしてお待ちしています。
最近電王をDVDで見て家族ではまっていたんですがしばらくオーズの方に行きそうです。最初の方の録画は消してしまったんですが映司とアンクの出会いを再確認したくなりました。

投稿: くすっこ | 2011年8月29日 (月) 10:49

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