« 30万HIT 御礼です! | トップページ | 仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(2) »

2011年11月30日 (水)

仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(1)

オーズが終了してから一応ずっと見てたんですが、やっと心の琴線に触れるエピソードが少し出てきた様な気がして、書こうか書くまいか躊躇してたフォーゼのレビューをちょっとだけ綴ってみようかなと思います。

Vlcsnap2011103012h50m16s33

私がなにげに好きなユウキちゃんが一緒バージョンの宇宙キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

この笑顔は大変可愛らしい。

ラビットハッチと呼ばれる月面基地への入口。

それは何者かの示唆により賢吾の手に渡ったスイッチによって偶然、学園内の廃ロッカーと空間が「繋がって」いた訳なんですが、そのロッカーが策略によって木っ端微塵に砕けてしまい、月から地球に帰る術が無くなった事に気付いた賢吾の絶望で前回は終了していました。

B0112828_23133337

ここでの賢吾の絶望と苛立ち。元から表向きは、弦太郎達を友達とも認めてないし、「仮面ライダー部」などと云うサークル活動に参加してるつもりも更々ない。身体の弱い自分になり代わって、フォーゼとして活動してくれる弦太朗の存在意義を結果論として渋々認めているだけ。表向きはね。他のメンバーについてもそう。

C112fd07

内心、彼等との関係に若干なびきつつあった故なのか、その恐怖を源泉とした怒りの矛先は失策でゲートを失った弦太朗達へと向かいます。

賢吾 「ふざけるな!」「何が仮面ライダー部だ!肝心なときに何の役にも立たないっ!こんなの只のゴッコ遊びじゃないかっ!出せよ!ここから出してくれよ!早く!」

エキセントリックな賢吾の叫びはむなしく月の虚空に響くだけ。永遠に一人死ぬまでこの月面基地で過ごさなければいけない可能性を急遽突きつけられた恐怖。扉をくぐればすぐに日常に戻れる筈の「現実」は、実はこんなにも脆弱で、簡単に「死」を予感させるようなものと繋がっている事への実感。

1322348729446

一方、地上にいる弦太朗達はパワーダイザーによるマシンマッシグラー打上げで月へと向かおうとしていますが…(て云うか、仮にこれで月に辿り着けたとしても帰りはどーするんだろう。パラシュートが効く前に大気圏で燃え尽きちゃう気もしますが。特に賢吾。)

1322348732854

1322348741296_2

画面を見る限り、一応成層圏まではこのマシンで辿り着けるようなんですが、そこから地球の重力を振り切って月面まで行くのは今のこのフォーゼの装備では無理。伊達に38万キロ以上離れている訳じゃあ、ありません。

1322348756921

むなしくパラシュートスイッチの力で発射地点まで戻る事になります。余談ですが、軌道計算もせずピッタリ発射地点に戻ってくる芸当は凄いですな。ご都合主義はさておき、パラシュートスイッチには微妙に仰角調整の機能も付いているのかもしれません。あと、マッシグラーはどうした?燃え尽きちゃった?

D3f2c5e3

その様子を一部始終、ラビットハッチのモニターで見ていた賢吾には、彼等のやってる事がふざけ半分にしか思えなかったようです。半ばパニックに陥っている状態ではあるので同情の余地はありますが、それにしても辛辣すぎるこの言葉。

※ちなみにまた余談ですが、私は個人的に賢吾クンはミスキャストだったかなぁーと未だに思っております。別にこの役者さんに何も恨みは無いんですが、 もっと線の細い感じのイケメンを当て嵌めるべきだったんじゃないかと。色白細面の眼鏡男子系とか。

あと、この人をもう少し太らせてもう少しキモくすると、私の高校時代の級友によく似ているんですよ実は。団子っ鼻と厚ぼったい唇の感じがとても彼を思い起こさせて嫌なのです。好きなキャラのフィギュアの頭部を飴玉代わりに口に入れて始終舐め回してるような奴でしたから、そのキモさは大杉先生と結構いい勝負です。余談終了。

賢吾 「何をやってる?!今のフォーゼの装備で月まで来られるわけがない!ふざけてるのか!?」

弦太朗 「ふざけちゃいねえ!やれる事をやってるだけだ!」

仮面ライダー部の面々の心配は彼には届いていません。賢吾はまだ自分の力しか信じていませんし、それなりに知識のある彼から見れば馬鹿な事をやってるようにしか見えなかったのでしょう。まだ彼等は何を言っても高校生。でも、誰にも言えない「仮面ライダー部」と云う秘密を守る為には、自分達の力で何とか賢吾を助け、また同時に学園に現れるゾディアーツの退治をこなさなければならないのです。

賢吾 「まったく!どいつもこいつも役に立たない!」

Fc4eb066

ラビットハッチに持ち込まれたままになってる彼等の私物を、イラついた表情で見据える賢吾。ギター、トレーニング機器、スケボー、デッキチェア、化粧品、各種小物、飲みかけのドリンク、宇宙グッズにオカルトグッズ、とどめに美羽のポスター。自分と亡くなった父を繋ぐ場所でもあったこの月面基地。そこにズカズカと入り込んできた闖入者達の証。でも賢吾はそれを内心諦めながらも受け容れつつはあったのです。でも今は死の恐怖がそれを大きく上回り、自分の事しか考えられない。

賢吾「何がダチだ!口だけじゃないか!仮面ライダー部?ふざけるなッ!!」

怒りにまかせ、彼は壁面を飾っていたライダー部のモニュメントフラッグを乱暴に剥ぎ取り、机に叩き付けます。

賢吾「父さん…あなたはここで一人でフォーゼを創った。なんで…そんな事が出来たんです?怖くなかったんですか?僕は…怖い…!ここで死ぬのは嫌だ!!」

為す術なく地上で悩む弦太朗達でしたが、友子はひとり「やっぱ、おかしい…」と言い残し、何処かへ去っていきます。

A1404219

彼女が気になっていたのは破壊されたロッカーの破片を見たときの記憶。この気付きが後に問題を解決へと導いていく展開はなかなかどうして。

Ruru1322349039550

一方、ユウキは月面に取り残された賢吾を救う為、有人月探査船の打上げを働きかけてくれるよう、宇宙関係の政府機関に関わりを持つであろう元・宇宙飛行士でもある天ノ川学園高校理事長に直訴を決行。

ユウキ「お願いします!月への有人探査を大至急おこなってほしいんです!」

理事長「えっ?」

784d6c4d

必死の想いで懇願するユウキ。常識的に考えればそれが無謀過ぎるお願いである事は子供にだって分かりますが、普通の学生である彼女にとって例え小数点以下の確率であろうが、賢吾を救う為に自分が今出来る事はそれだけだったのです。

ユウキ「理事長ならNASAやロシア航空宇宙局に独自のコネクションがあると聞いています。大至急、月へロケットを飛ばしてほしいんです!」

理事長「なぜ?」

ユウキ「それは 友達が…。」

美羽「やめなさい!城島さん」

1322349041231

Fmb11701

理事長室に現れた美羽はその場を上手く言い繕って、ユウキを無理矢理部屋から連れ出す事に成功。スカートが短いのでちょっと健康的なお色気が。どーもフォーゼはそんなシーンがちらりちらりとありますなぁ。私の気のせいですか?

Fz03mizugiagari

美羽の話のときにはこんなカットも満載でしたよね。ただのスケベおやじの目線ですなこりゃ。

そして彼等が去った後の理事長室の空気は一種異様めいたものに変わり、BGMまでが妖しいものに切り替わっています。そこで交わされる台詞もちょっと意味深なものが。普通の会話にも捉えられるし、深読みも出来る類のものです。

1322349063900

わざと意図的なミスリードを誘っている気もする台詞と表情とBGMにも思えるのです…。

理事長「園田先生、あなたは実に面白い生徒を受け持っている」

園田「はい。理事長の方針に従っています」

理事長「思い切り伸ばしてあげて下さい。生徒達の個性を」

園田「勿論、そのつもりです」

園田紗理奈先生は「そのだ さりな」→アナグラムで「さそり なのだ」と読めるものですから、幹部級でもあるスコーピオンゾディアーツの正体なのではないかと云う推測が巷には溢れていますが、この辺どーなんでしょうね。実際のところ。仮面ライダー部の面々は皆、歴代昭和ライダーの主役達の名前をアナグラムにしたもので構成されていますから(例:かざしろ みう→かざみ しろう)これにも何か意味がありそうに思えるのですが、これは深読みする輩を狙った引っ掛けじゃないのかなと思ってます。

上の台詞だって、普通の学園の理事長と教師の会話としても成立しますし、この学園で何かを企むゾディアーツ達の会話でも通用する。理事長が思いっきり妖しいのはもうあの赤く光る目を見るまでもないのですが(笑)

ちなみに第1話の冒頭で過去に賢吾の父からトランクケースを奪い取り、月面に置き去りにした宇宙服の男もまた赤い目がバイザーの奥で光っていました。順当に考えれば、その男がこの理事長であるのが一番シンプルな設定ではあるのですが、そこまで単純に物語を組んでないよな気もするんですよねー。

Apa1321744663848

賢吾がラビットハッチを訪れ、フォーゼシステムやアストロスイッチを稼動させる契機となった月面への扉を開くスイッチとメッセージ。これが誰から渡されたものなのかは未だ謎のままなんですが、この送り主は一体誰なのか。

死んだ筈の父親か。ひょっとしてこれも理事長の仕業なのでは、なんて勘繰ってみたりして。理事長は実は双子座のゾディアーツで正と邪の二面性を持った存在であり、邪悪へと突き進む自分を止める為にもう1つの人格である正の部分がこれを行ったのではないかと。「それ、なんて聖闘士聖矢」な気もしますが(笑)

しかも園田先生に疑惑を投げかける演出をした直後にスコーピオンゾディアーツが登場したりしてるものですから、あまりにも出来すぎなんですよ。うん。

Photo

校舎の外まで出てユウキをたしなめる美羽。一応彼女が仮面ライダー部暫定部長ですからね。

美羽 「いくら賢吾くん 助けたいって言っても無茶し過ぎ!もし学校とラビットハッチが先生達に知れたら大変な事になるわ!」

ユウキ  「でも…!」

美羽  「ゾディアーツ退治もできなくなる!」

ユウキ 「じゃあ…賢吾くんがどうなってもいいんですか!」

美羽 「!…ユウキ…」

A13223482070029006

堪えていた涙と感情が一気に溢れてきて涙が止まらないユウキをそっと抱きしめる美羽の姿はやはりお姉さんです。

ユウキ 「このままじゃ賢吾クン死んじゃうんですよ…わたし…わたし…もう、何もできない…」

大切な友人が死ぬかもしれないのに、何も出来ない自分の無力さ、不甲斐なさが涙に姿を変えてその頬を濡らしていきます。私には心配して泣く事しか出来ない…!

そのタイミングで鳴る賢吾からの無線通信の着信音。通信を開けば賢吾とはリアルタイムで会話出来るのに、実際の彼の肉体は遥か数十万キロの月面にある事実。月は肉眼でも今見えるのにそこに行き着く事が出来ない無力感。上空に見える昼間の白い月とユウキの表情がとてもよくこの状況を示唆しているように思えました。

1本で書き上げようかと思っていたのですが、やっぱり無理でした(笑)その2に近日続きます。

|

« 30万HIT 御礼です! | トップページ | 仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(2) »

仮面ライダーフォーゼ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(1):

« 30万HIT 御礼です! | トップページ | 仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(2) »