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2011年12月 1日 (木)

仮面ライダーフォーゼ 第12話 『使・命・賢・明』レビュー(2)

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賢吾を救い出す事が出来ないと云う事実と己の無力さに泣き崩れるユウキ。でも彼女は彼女なりの方法で何とかそれを見つけ出そうとしていました。

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そしてそれ以外のメンバーもただ手をこまねいている訳ではないのです。賢吾救出も必須の目的ですが、同時並行でゾディアーツが巻き起こす騒動も解決しなければなりません。後に語られるように、それは賢吾がやろうとしていた目的であって、今は仮面ライダー部としての目標にも昇華しているのです。

JKはその顔の広さから諜報・探索的な役割を担う事が多いみたいですね。まあ実質チャラ男ですから体力的にも頭脳的にもズバ抜けてはいないけれど、その学園内における横繋がりのネットワークにおいては誰も彼の足元にも及びません。この部における情報収集役にはうってつけの人材。

JK「あの牧瀬ってやつかなりヤバいっす。狙った女の子が行方不明になってるし、大変なものをみつけました」 「これこれ、みてくださいよ」

JKが指し示したのは今回の騒動を巻き起こしているピクシス・ゾディアーツ(天文学部の牧瀬)が作ったとおぼしき、ホワイトボード裏一面に貼り付けられた女生徒達の顔写真で構成された星座の図面と、彼の書き残した「妄想日記」。

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『今日は僕の星座たちと楽しいバス旅行 みんな流れ星になっちゃえ!』

弦太朗「犯行計画じゃないか!ヤバいぞ。これどこだ?」

慌てて牧瀬の居場所を探し出す弦太朗達ですが、スコーピオン・ゾディアーツの邪魔が入り、現場まで辿り着けません。

ここでまた余談なんですが、この仮面ライダー部のメンバーをRPG的に振り分けるとこんな感じですかね。

弦太朗=勇者、大文字先輩=戦士、美羽=踊り子(格闘家に転職しそう)、友子=黒魔道士、ユウキ=僧侶、JK=盗賊(遊び人と云う説も)、賢吾=賢者。

各々がきちんとその個性と役割を担っているような感じですね。まあこの当て嵌めが妥当かどうかはともかくとして。

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そして先ほど理事長室におしかけていたユウキと美羽。賢吾からの呼び出しコールが鳴っていたそのとき、急に美羽の身体が勝手に動き出します。

美羽 「あーっ!何これ?あっ!きゃっ!」

ユウキ 「美羽先輩!ちょっとどこ行くんですか!?」

美羽 「Oops!分かんないわよ~体が勝手に…」

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牧瀬は慣性を自在に操るピクシスの能力で過去に自分をふった女生徒達の体を操り、1台のバスに乗り込ませていました。あの妄想日記を現実のものとする為に。無論ここには美羽も乗せられています。ユウキが操られなかったのは、弦太朗なんかとツルんでるのが許せなくて自分の「星座」リストから外したからなんでしょうな。

牧瀬 「やあ、みんな。僕のために集まってくれてありがとう。君達はみんな僕を振った子達だ」

女生徒A 「やだー 知らない!」

牧瀬 「だから、その報いをうける!」

女生徒B 「マジで!?」

女生徒C 「キモーい!」

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無駄に変身を解いて「キモーい!」とか更に言われちゃってる牧瀬クンの明日はどっちだ?この役者さんは自己プロフィールにも趣味は戦隊モノ・プリキュアなんて書いている方らしいので、この役は地でいけた役ですね。

バスが校門を出ていったその直後、追いかけてきたユウキとマシンマッシグラーに乗って駆けつけてきた弦太朗が遭遇します。あ、マッシグラー大気圏で燃え尽きなかったんだ。自動操縦でソフトランディングしたんかな。

ユウキ「弦ちゃん!あのバスに女の子達が!美羽先輩もいる!」

弦太朗「分かってる。こっちは任せろ!ユウキは賢吾を頼む!」

ユウキ「えっ…」

弦太朗「アイツには俺たちがいる!アイツがどう思っていようと俺達仮面ライダー部はアイツのダチだ!その事を伝えてくれ。頼んだぞ!」

どちらかと云うといつも割と軽めの弦太朗の喋り方。でもこのシーンではとても力強く、凛としたものを感じさせる演技でした。弦ちゃんの違う側面が少しだけ垣間見えたみたいな。

マッシグラーに乗ったまま変身を敢行し、宇宙キター!流石に手放し運転は教育上も良くないのでウィリー走行でそれを表現します。それはそれでどうかとも思うが。

バスに追いつきその天井に飛び乗るとウィンチを使って車内のピクシスを拘束すると同時にロケットを点火させ車外に引っ張り出すフォーゼ。正に一本釣り。リアのガラスを突き破ってウィンチは飛び込んでいきましたが、美羽の「危ない!」の掛け声がなければ、ひょっとしたら後部席に座っていた子の誰かの頭にウィンチの鉤爪が激突していたかもしれなかったですね。結構荒っぽい。

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そしてユウキは弦太朗に言われた通り、賢吾に連絡を取りますが、パニックに陥ったままの彼の憤りは全く静まっておらず、心配するユウキをなじり続けます。

ユウキ 「賢吾くん、ユウキです。」

賢吾 「さっきは何で出なかったッ!俺を見捨てたのかッ!?」

ユウキ 「賢吾くん、落ち着いて!大丈夫?体の具合悪くしてない?」

賢吾 「今さらそんなこと聞いてどうする?時間の無駄だ!」

取り付くシマのない賢吾のイラだちに、ユウキも自分の感情を素直にぶつけます。

ユウキ 「無駄じゃないよ!全然無駄じゃない!人の気持ちだもん!心配しちゃいけないの?弦ちゃんだってほんとは賢吾クンのこと一杯心配してるんだよ!でも今は我慢してる。ゾディアーツを止める方が先だから。今、自分に出来る事を一生懸命にやってる…。それは賢吾クンが望んだ事…」

賢吾「俺が望んだ事…」

ユウキ「弦ちゃんは身体を張ってフォーゼになってる。ゾディアーツから人々を守る賢吾クンの願いをみんながやってくれてる…。仮面ライダー部はごっこ遊びじゃない。みんな必死にやってる。賢吾クンが始めた事をみんなが実行してる。凄いと思うよ。みんなも。賢吾クンも」

賢吾「父さんはこのラビットハッチに独り残された。父さんはここで死んだ…。でも父さんは絶望しなかった。ここで一人でフォーゼシステムを創り上げた。その息子の俺がここでヤケになってちゃ笑われるな」

ユウキ「うん」

このユウキの言葉の真摯さは賢吾だけではなく観てるこちら側にも伝わりました。人を、仲間を心配すると云う事。その想い。その意味。

人と人との繋がりを表現しようとする意図が痛いほど伝わる良いシーンでした。前半の美羽の胸に泣き崩れる辺りのシーンと相まって、私の中ではこのエピソードの主役にまで登りつめております。

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ユウキと賢吾がモニター越しに会話しているときに、別ウィンドゥで開いていたフォーゼとピクシスの戦闘の模様。どのカメラが撮ってるんだよと思ってたら、ちゃんとJKがその役割を果たしてましたね。こーゆー細かい演出はとっても好き。こう云う細かい演出の積み重ねがリアルさを適度に足していくのです。

あともう1回だけレビュー延長します。(3)へ続く。

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